校章・校訓・校歌

校名「桜陽」の由来

 明治39年5月、本校の前身となる北海道庁立小樽高等女学校は、青葉ヶ丘(現在の菁園中学校付近)で、隣接する花園小学校の校舎を仮住まいとして開校しました。
 この時、校庭には見事な桜の樹が何本もあったことから、この「桜」を、当時の教育大綱にあった「明るく朗らかな態度」を表す「陽」と組み合わせ、昭和6年、同窓会を『桜陽会』と名付けました。この名付けの際には、お茶の水女子大学の同窓会「桜蔭会」の名が偲ばれたとも伝えられています。
 昭和25年、新制高校の発足に伴って、同窓会から『桜陽』の2文字をいただき、校名としました。 

校章
【解説】

 本校教諭(当時)鈴木 伝 氏の創案によるデザインです。「高」をはさんで、ペン先と桜の花弁を配しています。

 [昭和25年11月1日制定] 

 

  北海道庁立小樽高等女学校時代の校章

 

校訓

 

校名訓

【解説】

 校名訓「桜陽」とは、校名の由来にかかわり、全ての「桜陽人」の発展を希望する、理念であり訓(おし)えである。
その意味は、平安時代の勅撰和歌集『詞花和歌集』に収められた源三位入道頼政の歌を元とする。


         深山木の その梢とも見えざりし 桜は花に顕はれにけり

(歌意:桜は他の木々とともに深山に紛れていても、ひとたび花をつければ、その美しさや品格が自ずと際立つものだ。)


「桜陽」の陽は「あらわれる」とも訓読し、桜花の品性が匂やかに陽(あら)われるように、学舎で得た訓(おし)えがいつしか実り、有為な人間として社会の中で活躍されるよう、全ての「桜陽人」に願いと期待を込めたものである。

 [昭和58年制定]

 

校歌