2年次生を対象に第一体育館において、小論文ガイダンス(大学出前講座)
が開催されました。講師は札幌大谷大学社会学部教授 平岡祥孝氏。
「農業経済」を専門研究されている平岡教授ですが、大学生の就職エントリー
シートの書き方・小論文指導・面接指導等を通じて、学生が実用日本語表現力
を養う必要があると感じたそうです。伝えたい内容(事実と意見・分析・考察)
を的確に伝えるために、①基礎知識 ②語彙・用語 ③文章スキルが必要であ
ると強調されました。
例えば、「架空」は「空に橋は架けられない」ことからできた言葉であり、
本来の意味を理解することが大切であること。「異論を(唱える)、脚光を
(浴びる)」等名詞と動詞の相性に注意すること。さらに文脈での使い方や、
慣用的な使い方、類義語の使い分け等に注意することで漢語の運用力が上がる
と説明してくれました。
学習や日常生活において心がけるべきこととして、次の3点を上げてその重
要性を教えてくれました。
①ノート整理を工夫する
②例文や説明が詳しい国語辞典を参照しながら漢字の用法を学んでいく
③新聞を読む習慣をつける(ファイリング、スクラップ)
約90分にわたるガイダンスでしたが、振り返りシートに学習事項や感想等
をまとめて記入しました。